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2007年5月 8日 (火)

鯉城通りの横断歩道橋について

市の中心部を通る54号線鯉城通りのBOOK OFFの前に、大きな横断歩道橋がある。
いまでは、この橋を渡る人は殆どいない。
すでに無用の橋になっているのは、誰の目にも明らかだ。
しかし無用の長物と化したこの橋が、街の景観をいかに損なっているかを感じ、それを指摘する人がいないというのも不思議なことだ。
確かに、この橋を建設した当時にあっては、横断歩道橋を作ることは、都市計画上重要なことであると考えられていた。
当時は、横断歩道を作ると、車の流れが阻害され、渋滞が起こるということで、都市計画上好ましいことではないとされ、横断橋を渡るか、或いは横断地下道を作ることが勧められた。
そして、比較的建設費の安い横断歩道橋は、広島に限らず、全国いたるところに作られた。
それは車優先社会の計画思想のもたらした結果といえる。
そうした時代に作られたのが、この橋である。
この橋は、その車優先社会の遺物ともいえる。
いまでは、そうして作られた歩道橋の殆どは撤去されて、見かけることも少なくなった。
いまでは「渋滞のない街に、賑わいはない」とさえいわれている。
横断歩道を作ることで渋滞が起こっても、快適に歩く環境を整えることが、街づくりにとって、重要なことだと考えられるようになった。歩いて暮らせる街を創ることが、街づくりのテーマとなってきている。
車中心の生活形態が進んだ愛知県の街からは、街の賑わいは消えたとさえいわれている。
渋滞は、必ずしも街づくりをする上で悪いことではないとさえ、今では考えられるようになってきたわけである。
今なら、このような横断歩道橋を作ろうという人はいないだろう。
しかし、反面どうも、はるか昔から、何十年前からそこにあるものについては、いつのまにか、それが当たり前の風景になってしまい、そこにあることについて、おかしい、変だとおもわなくなってしまうこともあるようだ。
この橋が撤去されれば、さっぱりした、よかったとすら思う人々が多いことは想像するに難くない。
人間の感覚の可笑しさを感じる。
今、この横断歩道橋を撤去しようという運動が起こることを期待したい。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
元袋町学区、国泰寺学区の住民です。
ブックオフ前の歩道橋、いりませんか?
自分が小・中学生のころは、あの歩道橋が通学路で毎日、朝夕通っていましたが、今は通学路ではないのでしょうか?
鯉城通りを横断する学生は皆ここを通っていましたよ。
袋町学区を離れて久しいので、最近の事情は知りませんが。
最近は小・中学生の数も少ないし、地下道もできましたが、そのあたりの小・中学生は本通りなどの商店街は通学路にできないので、まだ利用されているのではないかと思いますが、どうでしょう?
あの歩道橋の存在価値は、渋滞緩和ではなく、子どもの安全のためと思っていましたが。

 こうした目が街にあるのだから、国土交通省や県、市は吸い上げて生かしてほしいものです。今後も、厳しい提言になるような記事を楽しみに期待します。

mappi 様

子供の安全を考えるなら、横断歩道を作って、信号をつけて、車を止めて、子供が道路を渡れるようにしたほうが安全だと思いますがいかがでしょうか。それが人間優先の交通システムと思います。

私は紙屋町交差点の横断歩道廃止は広島市の活力を大幅に削いでしまったと、今でも思っています。
「歩行者優先」のまちづくりは、今や当たり前です。
LRTが注目されるのも、車社会の弊害が行き着いてしまったからに他なりません。LRTに関する検証もぜひお願いします。

知人より、鯉城通りの横断歩道橋に関するブログ記事があることを知り、拝見しました。
 景観の観点から、「そこにあるのが当たり前」となっている建造物等についても見直そうという問題提起は大切だと思います。しかしながら、旧日銀広島支店前の横断歩道橋は通学路に指定されており、通学児童の安全のために必要なものです。
 より広く問題を捉えると、広島市内には138橋の横断歩道橋があり、そのうち通学路に指定されているものが97橋あります。これらは、通学児童の安全の上から必要なものです。
その他のものについては、先ず現状の把握から始める必要があると考えています。どれくらい利用されているのか、仮に取り除いても問題がないかなどを調べたいと思います。
 貴重な問題提起をしていただき有難うございました。

あの歩道橋は、市内でもかなり初期のものです。
これが出来た頃は、今ほどの交通量でもありませんでした。
今でも一部残っていますが、コンクリート舗装でした。
これは、コンクリートを打設して3日以上養生されていました。
交通戦争と言われる前に建設されたものです。
景観云々なら、広島電鉄の架線の方が余程目障りです。
通学路ですから、機能的には地下道にする事も可能ではあります。

私は、この橋の上からの眺めが好きで時々立ち止まっています。どこのお生まれの方か知りませんが、その土地で生活している人間もおります。あなたが利用しなければ不要なのですか?

私は鯉城通りを横断するときは、専ら横断歩道を使います。
この歩道橋にはエレベーターもありませんし、いわゆるバリアフリーにもなっていませんので、今の基準からいえば、不適合施設だろうと思います。
自転車用通路部分もありません。
いずれにしろ、こうした賛否両論の議論がされることはいいことだと思います。
皆で、素晴らしい広島市を創っていきたいと思います。

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