文京区立森鴎外記念館を見てきました。
銀座、丸の内、八重洲、六本木・・・とてつもない巨大ビルがどんどん建っていくのは驚くばかりですが、たまには明治、昭和の木造の街も見てみたくなり、
谷中、根津、千駄木=谷根千の街を見ようと、妻と出かけました。
山手線の日暮里駅を降り、改札口を出て西にちょっと歩いた先の坂の下には谷中銀座の看板が見えました。
銀座、山手線にはインバウンドの旅行客で溢れているというのに、あれほど賑やかだった、ここ谷中の街の通りは人通りはびっくりするほど少ないのです。
お店もエスニック商品が多く、店員も外国人です。
豆腐を作っているお店もありましたが、がらんとしています。
帯で作ったショルダーバッグもありましたが、とても買う気になりません。
谷根千の楽しさはどこに消えてしまったのでしょうか。
しばらく歩いていて案内図を見たら、団子坂の上に森鴎外記念館があるとのことです。
妻が行こう行こうというので、付き合って坂を登ったら、RC造3階建てのしっとりとしたビルがありました。
文京区立記念館は森鴎外の住宅・観潮楼の跡地に建てられたそうです。
その昔は森鴎外の友人たちが集まってきていたそうですが、今は高いビルに囲まれ、東京湾を望むべくもありません。
妻は展示されている森鴎外の写真、作品、往復手紙・・・を夢中になって見入っていました。
70年安保世代の私は森鴎外、高瀬舟の名前は知っていますが、本は1冊も読んだことはありません。
妻に「エーッ、知らないの」と馬鹿にされてしまいました。
森鴎外は文豪としても軍医総監としても位人心を極めた人です。
今流にいえば二刀流を極めた人です。
森鴎外の庭にあっただろう銀杏の木を見ながら
1階のカフェでドイツのお菓子だというプレツェルとコーヒーを飲んでランチです。
ここ文京区のミューズマプには講道館柔道資料館、竹久夢二美術館、石川啄木終焉の地歌碑、日本女子大学成瀬記念館、東京大学総合研究博物館・・・・・100ヶ所近くの文化施設が載っています。
たまに散歩するにはいいところです。
元安川
これは良いものをお買いになりました。
娘からガスを使わなくてもお湯を沸かせるようにしてね、
と指令が出まして。先月調べに行きました。
これが欲しかったのですが予算的に
買えず、象印のものを使っています。
保温温度設定ができるし、
抹茶をたてるのにちょうどよいので
欲しかったのです。
うらやましいです・・・